『元気すぎる』テレアポは失敗する

『元気すぎる』テレアポは失敗する

テレアポ成功のコツ: 元気過ぎず、落ち着いたトーンで

 

営業活動では、常に笑顔を保ち、行儀良く、敬語を使ってコミュニケーションを取ることが基本とされています。これは私が新卒で入社した際の研修でも強調されたポイントで、確かに人々は元気で好感が持てる人から商品を購入する傾向があります。

 

しかし、テレアポの世界では、一歩進んだテクニックとして、あえてトーンを落としてぼそぼそと話す方法が有効であることに気づきました。

 

このテクニックの重要性は、受付突破のコミュニケーションにおいて特に顕著です。多くの企業では受付が設置されており、受付担当者は一日に何十回もの営業電話を受け取ります。そして、ほとんどの営業マンは元気よく、明るく、丁寧なトーンで電話をかけてくるため、受付担当者は最初の一言で営業電話であることを見抜いてしまいます。

 

この現象は、自身が電話受付を経験して営業からの電話を受けた際に理解できます。営業からの電話は非常に明るいトーンで始まるため、「これは営業だな」とすぐに判断されてしまいます。そして、多くの受付担当者は上司から「営業からの電話は断るように」と指示を受けているため、そのまま断られてしまうのです。

 

そこで、成功へのカギは、受付担当者が電話に出た際にトーンを低め、テンションを低めに保ち、ぼそぼそと話すことです。この方法であれば、営業電話と見抜かれにくくなり、担当者につないでもらえる可能性が高まります。

 

このテクニックは、私だけでなく、当時のトップ営業マンも推奨していました。このアプローチを試して、テレアポの成功率を高めてみてください。

 

 

実例: 求人広告の営業

私が求人広告の営業をしていた時にも、このテクニックは非常に有効でした。例えば、ある日、大手企業の人事部に電話をかけた際、意図的にトーンを低めにして、「すみません、ちょっと聞きたいことがあるんですけど…」と、ぼそぼそと話し始めました。

 

このアプローチにより、受付担当者は私を営業マンとは認識せず、人事部の担当者に電話をつないでくれました。そして、その後の会話で担当者と良い関係を築くことができ、最終的には成功した営業となりました。

 

このように、テレアポではトーンや話し方も重要な要素となります。元気過ぎると営業と見抜かれやすくなるため、落ち着いたトーンで相手に接することで、成功への道が開かれるのです。

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