相手の心を引き付ける電話営業テクニック

電話営業でも、成績の良し悪しははっきりとでます。
営業成績の良い人と伸び悩んでいる人には大きな差があります。
さて、どのような差があるのでしょうか。

 

電話に関わらず、いつも周囲に人が集まっている人気者っていますよね。
その人気者の特徴には、話が面白いというものがありませんか？
このようなタイプの人は、会話で周囲の人を楽しませたりできるだけではなく、相手の年齢やそのときの状況に合わせて言葉を選んだり、話し方を変えたりできる人ではないでしょうか。

 

電話営業の場合、受けた人は、かけた人の声だけで相手を判断してしまいます。
顔の見えない相手からの情報は、声や話し方しかありませんよね。
電話での印象の決まり方は、話の内容が30％、声や話し方は70％を占めると言われていますので、声色や話し方の使い分けはとても重要なポイントになることがわかります。

 

つまり、70％もの印象を与える声色や話し方を相手の状況に応じて使い分けることができれば、より相手の心を引き付けることができ、話にも興味を持ってもらえる可能性も高くなるということになります。
話の内容よりも、まずは自分に興味を持ってもらうと話も進めやすくなるわけです。

 

また、電話での会話は、気持ちや状況が伝染することもあります。
たとえば、緊張した状態で電話営業を行うと、緊張感が言葉や会話に表れて、相手も緊張してしまい、興味を持ってくれたとしても、会話が続かなくなったり、言葉に詰まってしまったりしてしまい、とてももったいないです。

 

電話営業で良い成績を残している人は、このようなスキルが身についており、リラックスした状態で電話をかけ、声を聴いただけで、相手の年齢や心理状態、状況を読み取って、相手にふさわしい言葉や声色を使い分けるのです。
そこから、相手の声や話し方に合わせて会話の主導権を握っていきます。
会話の主導権をとるには、相手よりも少し大きい声で話し、相手の話すスピードに合わせてテンポ良く、リズミカルに言葉をかけて自分の話のペースに引き込んでいくことが大切です。

 

単に大きな声ではっきり元気良く話すというよりは、相手の声のボリュームや話し方のリズムに合わせて話すという感じです。
相手の会話のスピードを無視して話してしまうと、会話を十分に聞き取ってもらえませんし、良くない印象も与えてしまう可能性があるので、なかなか電話営業の成績が伸び悩んでいるなら、相手の話し方や声色を意識してみてはいかがでしょうか。